字が上手になるには

 こんにちは。
 字が上手になるようにためには大きく二つの要素があるように思います。
知識の面と、技術の面の二つです。

 知識の面というのは、この字はここの部分を大きくするとか、この線を長くするといった、知っていれば書く字の見栄えを良くすることができる「こつ」のようなものです。

 技術の面というのは、単純に真っ直ぐ線を書く、思った長さ、大きさに書くことができる「上手さ」です。

 どちらも欠かすことができないもので、コツコツと積み重ねていくことで身に付けていくしかありません。しかし、知識の面は教室に通って先生から教わることで、独学で調べたり発見していくよりもスムーズに伸ばすことができると思います。
 技術の面も先生からのアドバイスを受けることが有効でしょう。特に客観的に見てもらえるというのが大事で、字というのは自分で見ても、具体的に良いのか悪いのかよくわからないことがほとんどです。人に見てもらって指摘してもらうことで初めて気が付くことは多々あります。また、人に見られるという意識があることで、丁寧に書こうという気持ちで書くことができます。

 ただ、知識があってこうすればよく見えるということがわかっていても、思った通りに書けるようになる、つまり技術を磨くにはとにかく練習が必要で、そればかりは先生がサポートできることではありません。しかし、昨日よりも今日書く一文字を、上手に書けるように心がけて練習し続ければ必ず良くなっていきます。