習字・勉強の少人数指導

コラム


書道・習字、勉強、学習に関わることなどについて、コツや思うことなどを書いていきます。
当教室を運営している者がどんなことを考えているか、参考にしていただけると幸いです。

 

習字コラム1「筆の持ち方とえんぴつの持ち方。」(2019/1/27))

 

学習コラム1「英語早期教育」(2019/1/28))
学習コラム2「絵本を使って英語に慣れる」(2019/2/22))
学習コラム3「賢い塾の使い方」(2019/3/5))
学習コラム4「参考書・問題集について」(2019/3/5))

 

作文コラム1「作文を書くヒント」(2019/1/31))

習字コラム

筆の持ち方とえんぴつの持ち方。

 道具の使い方というのはどんな分野でも大切なものです。
 書道においてもそれは変わらず、書道の勉強、習字の指導をしていると、日々それを痛感します。
 持ち方が適切でないと、書く線が違ってくる。線が違うと、結果として字の形が思った通りのものとかけ離れてしまいます。

 

 筆の持ち方は次の写真のようです。

 親指の腹で筆の軸をしっかり押さえて、人差し指は親指同様腹で押さえつつ、筆に添うような感じに持ちます。中指は爪の横の部分で軸を支えます。アルファベットの「F」のような形で、手のひらに空間ができるようにします。
 そして書くときは肘を上げ筆を少しだけ傾けて、腕全体を使って書くように。この時、肘を机につけたまま書いたり、筆を倒してしまわないように気を付けましょう。 よく絵筆で色をぬるように、「べた」っと筆を倒して書いてしまう子が多いのですが、それは良くないです。線がフラフラとしまうし、力強さのないペタっとした線になってしまいます。

 

 次にえんぴつの持ち方ですが、実はこれは筆といっしょです。
 親指の腹でえんぴつをしっかり押さえて、人差し指は添うような感じに持ちます。そして手のひらに空間ができるようにします。中指は爪の横の部分で軸を支えます。三つの指でしっかりと軸を固定することが大切です。

 

 そして持ち方という形も重要なのですが、さらに大切なのは字を書く際の指の使い方です。
 三本の指でしっかりと固定しつつ、横画を書くときには親指を使い、たて画を書くときは人差し指を使います。すると、横画は自然と右上がりの線になり、たて画まっすぐに書くことができます。

 

 筆とえんぴつの使い方は実は共通したものです。ですので、筆を使う毛筆の練習・勉強がえんぴつを書く際に生かすことができ、逆もまたしかりです。

 

以上、参考にしていただけると幸いです。

コラム トップへ

学習コラム

英語早期教育

 公立小学校での英語の教科化など、昨今の英語教育への関心や熱意は高くなる一方ですね。英語塾へ通っている小学生の数も、私が子どもの頃だった時に比べてだいぶ増えているようです。ただ、私は英語の早期教育について懐疑派で、まずは規範的な日本語の力をきちんと身につけることが大切だと考えています(ウチが国語教室だからというわけではなく…)。

 

 理由は母国語以上に外国語が上手くなるとは思えないからです。外国語を使ってコミュニケーションを取れるようになるためには、まずしっかりとした母国語の基盤が必要不可欠です。 言葉というのは他者とのコミュニケーション手段であるとともに、自身とのコミュニケーション、すなわち思考の手段でもあります。日本語が母国語の人は日本語で、英語が母国語の人は英語を用いて、頭の中で思考しています。ですので、母国語の語彙が豊富で、数多くの文例の引き出しを持っている人は、やはり思考の幅も深さも群を抜いているものです。

 

 普通の感覚で考えて、日本語で十分な思考ができない人が、英語で十分な思考ができるでしょうか?日本語の力の限界が、英語の力の限界であることは当然でしょう。そもそも英語が多少話せたとしても、肝心の中身がなければ伝えることがありません。まずは日本語力を底上げし、深く物事を考える力を身につけることが先決です。

 

 大人になってからでは外国語を身につけられない、ということはありません。今まででも、仕事で必要になったから勉強して身につけた、という人はたくさんいるでしょう。むしろ必要な時に効率的に学習するためには、十分な母国語の力が不可欠ですし、母国語への理解が外国語への理解に応用することも可能です。

 

 日常の生活や思考まで完全に英語で考える、ほぼネイティブと同じレベルで使えるようになりたいと思うのでなければ、すなわち母国語はあくまで日本語で大丈夫というのであれば、必要以上に早く英語教育に熱を上げる必要はないと思います。中学生から少しずつ勉強して基本的な理解を積み上げておき、本人に本格的に勉強したいという意識が芽生えてから本格的に取り組んでも、何も遅いことはないでしょう。

 

 ただ、子どものころから英語の勉強をする意義を挙げるとすれば、英語の「音」に親しむことかと思います。年配の方で「ディー」の発音が「デー」になってしまうのは、そうした発音をする言葉が身近になかったからで、若いころに身につけなかった音を発音するのは難しいとか。ですので、子どもを英語教室に通わせるのであれば、英文法や英単語の意味ではなく「耳」と「口」を鍛えてくれるところ、英語でのスピーチや演劇を教えてくれるようなところが良いのでは?と思います。

 

 そもそも「英語ができる」というのはどういう状態を指すのだろうか?と考えてしまいます。英語ネイティブの人とコミュニケーションができる、であればタレントの出川さんはかなり英語ができるほうでは…。反対に外国で不自由なく生活ができるレベル、となると会話する英語力ももちろんですが、基本的な読解力や判断力も欠かすことはできませんよね。
 いずれにせよ、何のためにどの程度のものが必要なのかを当事者がよく考えて認識していなければ、時間やお金の無駄遣いになってしまうでしょう。

コラム トップへ

絵本を使って英語に慣れる

 自分たちの頃と違って、現在は小学校から英語の授業がはじまっています。今までは高学年からでしたが、今年からさらに早く4年生からスタートです。当教室では英語の勉強の一つの方法として、英語の絵本を翻訳するというのを実践しています。

 

 使うのは’There is a Bird on Your Head’という絵本です。全部で30ページほどで、英文の量も1ページに1文ほどのもの。シンプルでわかりやすい絵で、言葉がなくても話の筋がなんとなく想像できるような絵本です。日本語なら4歳くらいでも読める文量です。
あらすじを書くと、ある日ゾウくんの頭に鳥がとまって、その鳥が二羽になって、巣を作って、まぁたいへん。という感じです。

 

 この絵本の一文一文を、生徒はわからない単語は辞書で調べながら訳していきます。とはいえ先述のように絵もあるので、なんとなく内容は想像できます。ですが、簡単とはいいつつも、文法的には疑問詞や現在完了形など、中学2,3年生レベルのものも出てきます。そこは講師がざっくり説明します(しっかり説明したらそれだけでも1時間で終わらないので)。

 

 授業の目標・ねらいとしては、まずは辞書を使うことに慣れようということ、調べた単語の意味をつなげて文をつくるということ、そして文法事項・用語にほんの少しだけでも触れておこうということ、です。
 これは英語の勉強の仕方の練習にもなると同時に、訳文を作ることで国語の勉強にもなります。一語一語単語を調べるのは手間もかかりますが、調べても意味がわからない、ということはないので、難しくて嫌になってしまうということもないだろう、むしろ英語のストーリーが理解できることを楽しく感じてもらえるのではないか、という期待も込めています。

 

 まだ途中ですが、これまでのところは期待した通りになっています。翻訳したものが完成したら、こちらに載せたいと思っていますので、お楽しみに。

 

2019/3/30
完成したので、訳文を載せます。英文は冒頭のみです。
There Is a Bird On Your Head! 作:Mo Willems 訳:Yさん
(きみの頭の上に鳥がいる!)

 

※主な登場人物は象のGeraldと豚のPiggie

 

Gerald:
Piggie!
ピギー!
Is something on my head?
ぼくの頭の上になにかいる?

 

Piggie:
Yes.
うん
There is a bird on your head.
きみの頭の上に鳥がいる。

 

Gerald:
There is a bird on my head?
ぼくの頭の上に鳥がいる?
Aaaaaaaaggghhh!!!
アァァァァァァァーーーー

 

Gerald:
今、ぼくの頭の上に鳥がいる?

 

Piggie:
ううん。
今、きみの頭の上には鳥が二ひきいるよ。

 

Gerald:
2ひきの鳥は、ぼくの頭の上でなにをしているの?

 

Piggie:
2ひきの鳥たちは恋しているよ!

 

Gerald:
2ひきの鳥たちはぼくの頭の上で恋をしているの?

 

Piggie:
2ひきの鳥たちはきみの頭の上で恋しているよ!

 

Gerald:
恋してる!
どうしてその子たちが恋する鳥ってわかったの?

 

Piggie:
だって、その子たちは今、巣をつくっているから!

 

Gerald:
ぼくの頭の上で、その子たちは今、巣をつくってる?
なんでその子たちは、ぼくの頭の上で巣をつくるのだろう?
ひょっとして……。
ぼくの頭の上でたまごを育てている?

 

Piggie:
1つ、2つ、3つ!
きみの頭の上にはたまごが3つあるよ。

 

Gerald:
ぼくは頭の上に3つのたまごなんていらないよ!

 

Piggie:
それからいいニュースがあるよ!

 

Gerald:
たまごがどっかにいったの?

 

Piggie:
たまごがかえりはじめているよ!

 

Gerald:
たまごがかえっている?
たまごがぼくの頭の上でかえりはじめている?

 

ピヨ ピヨ ピヨ(ヒナの鳴き声)

 

Piggie:
たった今、ヒナがうまれたよ。

 

Gerald:
じゃあ、今ぼくの頭の上に3びのヒナがいるってことだ!

 

Piggie:
それと、2ひきの鳥がいて、巣があるよ。

 

Gerald:
ぼくの頭の上に、3びきのヒナと2ひきの鳥と巣なんていらない!

 

Piggie:
その家族にどこにいってほしいの?

 

Gerald:
どこでもいいよ!

 

Piggie:
その家族にどこかにいってくれるようにたのんだらどう?

 

Gerald:
この家族にたのむ?

 

Piggie:
その家族にたのむ!

 

Gerald:
OK,たのんでみるよ。
すみませ〜ん。鳥さんたち。どこかほかの場所へいってくれませんか?

 

Birds:
いいですよ。

 

Gerald:
やった〜〜〜!
バイバーイ!
今、ぼくのあたまの上に鳥たちはいない!
ありがとうピギー!どうもありがとう!

 

Piggie:
どういたしまして……
(ピギーの頭の上に鳥の巣)

 


There is /are 〜の構文は中学2年生から扱われますが、絵本を通して場面を思い浮かべながら学ぶことができます。
訳は直訳すぎず、自然な日本語になるように、ときおり意訳的な部分もあります。

コラム トップへ

賢い塾の使い方

 塾や習い事を始めようとする場合、どれくらいの時間を費やせば効果がでるのでしょうか。
 個人的な感覚ですが、何かをきちんと身につけようとするならば、週に1時間程度の取り組みではあまり意味がないと思います。一日1時間を毎日、これを続けられれば半年〜1年で、簡単に人に追いつかれないくらいの技術が身に付くかと思います。

 

 さて塾や習い事をする場合、週に4,5日、一回2,3時間の授業やレッスンをするのであれば、家で何もしなくても十分でしょう。しかし何の準備もせずに1週間に1,2時間程度の授業を受けても、(意味はないことはないでしょうが)そこまでの変化を期待しすぎてはいけないかと思います。
 さらに言えば週に4,5日授業を受けても話を聞くだけの受け身状態では、実質的な学習時間は1時間分もなく、これも意味がないかと思います。

 

 塾を利用して成績を上げたい、勉強ができるようになりたい、ということであれば、以下の学習習慣を身につけるのが一番かと思います。(当教室に限らずどこの塾でも、また勉強に限らず、どんな習い事でも)

 

・まず、自力で6割以上解ける、解答解説を読めば8割がたは理解できる問題集を用意する。学習コラム4「

参考書・問題集について

・その問題集を自宅で進める。答え合わせも自分でする。進めるペースは場合によりけりですが、無理なくほぼ毎日続けられる量を、ほぼ毎日続けるのが一番です。無理なく続けられる量、というのは初日に進めた量の6割くらいを目安にすると良いのでは、というのが私見です。
・そしてわからなかった箇所や問題を、塾に持って行って先生に聞く。塾に行ってそこで勉強する、というのが間違いだということはないですが、やはりお金を払った上で限られた時間ですので、その時間は自分の理解のために先生にしゃべってもらう(働いてもらう)べきでしょう。(もちろん、他の子とその時間を共有しているならそこは配慮すべきですが)自分でできる部分は自分の時間内で片づけておき、できない部分は多分いくら時間をかけてもムリ、あるいは効率がわるいので先生に頼る。また、先生に聞くのは答えよりも勉強の仕方や方向の方が情報の価値が高いでしょう。(同じ値段で手に入るなら、魚そのものよりも魚の養殖の仕方や獲り方の方が良いでしょ)

 

 以上の取り組み方ならば、1週間に1,2時間程度の授業でも、どんどん実力がついていくと思います。
 学校で毎日半日も勉強して、その上貴重なお金と時間を費やすのだから、最大限効果をあげたいですよね。

コラム トップへ

参考書・問題集について

 さあ勉強しようという時に買おうと思うのが参考書や問題集。塾に入ったらその塾専用のものが渡されたりして、なんだかそれが虎の巻のように感じてしまったり。ですが、学校の成績をあげようという場合は、特にこれといって買い足す必要はないように思います。

 

 昨今は脱ゆとり教育の風潮?のせいなのか、学校で配られる問題集も充実していますね。自分たちゆとり世代の時にはなかったようなしっかりとしたものが、主要教科すべての分があるので、すこしジェネレーションギャップを感じます。
 さらには授業補助のためのプリント、英語であれば単語の意味まで調べてあったりするのものが配られて、その上テスト前にはこれをやっとけばテストは少なくとも8割は撮れるであろうプリント問題集まで配られていたり。まさに至れり尽くせり。カバンは重そうですし、整理が苦手な子はプリントがぐちゃぐちゃですが。
 成績をあげたければ新しく本を買う前に、まずは授業をしっかり聞いて、やっておくように言われたプリントや問題集を繰り返し解く。これが最低限ですし、それをしておけば十分な基礎力と成績がついてくるかと思います。

 

 しかし、それ以上の理解や実力を目指す、あるいは本格的に受験勉強をしようという場合はプラスαで問題集を買うのは良いことかと思います。
 では何を選ぶか、今は学習参考書や問題集は数えきれないほどあります。どれを選ぶか悩んでしまうかもしれませんが、以下の方法で探してみると一助になるかもしれません。

 

・とにもかくにも諦めずに、飽きずに最後までやりきれるものが一番。
・苦手科目なら薄くて簡単そうなものを、得意科目でやる気十分なら難しいものに挑戦しても良いでしょう。どちらでもないなら6、7割くらいはさらっと解けるもの。
・どうやって勉強するか、具体的にイメージできるものを選びましょう。例えば、問題を一周しておしまいにするのか、2,3週繰り返し演習するのか、隅から隅まで書き写してがっちり頭に入れるのか、など。また、どのくらいのペースで進められて、どのくらいの日数で終わりそうか、目安が立てられることも大切です。

 

 今はネットで簡単に調べられますし、買った人の評価も見つけられます。そもそも勉強の仕方なども検索すればいくつも見つかるでしょう。そうした情報を参考に(あくまで参考ですが)するのも良いと思います。
 しかし、できれば実際に本屋に行ってみて、実物を確かめてみて、どう勉強するか、最後までやりきれるかをイメージして、実際にお金を払って買うことができればそれが一番良いかと思います。問題集を探して、選んで、手に入れる、というのも将来必ず役に立つ勉強の一つですし、楽しいものなので、ぜひ自分でいいものを見つけてほしいです。

コラム トップへ

作文コラム

作文を書くヒント

 読書感想文をはじめ、行事の作文、あるいは授業のまとめで作文を書くことがあるかと思います。その時、何を書くべきか悩んだ場合、「過去」「現在」「未来」を意識して書けたら良いかと思います。

 

「過去」とは経験した出来事、「現在」とはその出来事を通して得た学びや気づき、そして「未来」とはその学び・気づきを今後どう活かしていくか、ということです。

 

 例えば運動会がテーマであれば、まず運動会という「過去」に経験した出来事について書きます。
 ただし、起こったことすべてをだらだらと書くのではなく、何か一つの出来事を詳細に具体的に書きましょう。
 例えばリレーについて、練習ではどんな努力をしたのか、本番ではどんな展開になり、
どんなことを考えたかなどをなるべく詳しく書けると良いでしょう。
 低学年であれば、触った感じなどの五感からの情報を書けると内容が豊かになります。

 

 次に「現在」。運動会のリレーを通して何を学んだか、考えてみましょう。
 練習を重ねることでできなかったことができるようになった、リレーのような友だちと取り組む競技と一人で取り組むものと何が違うかに気が付いたなど。
 このとき、その出来事を経験する前と後を比較して、
 自分や周りの人たちにどういった変化があったか、という視点で考えられると良いかと思います。

 

 最後に「未来」。こうして得られた学びを次にどう活かしていけるでしょうか。
 単純に次の運動会ではどう取り組もうか、でも良いでしょうし、明日からの生活で応用できる場面はないか考えられるともっと良いでしょう。

 

 他の作文でも同様です。読書感想文であれば、「本を読んだこと」が「過去」にあたります。その本を読んで、読む前と呼んだ後でどう変わったか、その変化を今後にどう活用していくかを書きましょう。(本の紹介に終始してはいけません)。
 これは入試における作文課題でも、就職試験における志望動機などを書くときでも同じです。学生時代にどんな経験をしたか、何を学んだかなどはこの考え方で書ける典型です。

 

 経験した出来事を書くときにどういう風に書くか、学びや気づきはどういったことを書けば良いかなど、細かい留意点はたくさんあるかと思います。しかし、全体の構成、文章の流れとしては以上のように、何を経験して、そこから何を学んで、どう活かすか、の三つを意識できると書きやすいでしょう。

コラム トップへ


トップページ 習字クラス 学習クラス 授業料 時間割 アクセス